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F1ビザの後どうやってアメリカに残るか

※以下ブログより転載 https://shoshimin.hatenablog.com/

今現在、F1ビザという学生ビザでアメリカに残り就労しているのですが、こちらだと卒業後3年間という成約がある為、次の移民ビザとしてH1Bビザの抽選に参加しています。

現地の大学院で修士を取得、勉強内容に関係する領域で仕事を得て就職というのは、アメリカ社会の表玄関、王道といって過言では無いと思うのですが、このルートが厳しくなりつつあります。アメリカで学位を取ると通常1年、雇用者の需要が高いSTEM領域の学位であれば3年間、卒業後就労できます(これをOPT、Optional Practical Trainingといいます)。が、OPT後に一般に使われるH1Bビザは数の上限が決まっており、上限以上の需要があった場合くじ引きです。年々Applicationが増え続けている一方、上限が変わらないので、取得可能性は年々下がっています。


今年の抽選についての正式発表がまだ無いのですが、移民弁護士の方の発信や、自分や知り合いの会社の当選率の状況を見ると、70万以上の応募があったように思われます。


以上が前置きになりますが、かかる状況に於いて何が出来るか、と自分が調べて内容のまとめです。自分はプロでもなんでもなければ、現時点で知り得た情報を書いてるだけの点、ご留意ください。

H1BのLotteryに参加し続ける

Good:当選すれば6年間残れる。

Bad:上述の通り、運次第。

Day1 CPT

学校に通いながら、CPT(Curricular Practical Training)という枠組みでフルタイムで仕事をするという方法があります。法律の抜け穴をつくような手法との指摘もあり、リスクには留意が必要です。

Good:学校に入れば良いので、その意味では運要素が小さい。理論上は幾つ修士に通っても良いので、学校に通う限りは何年でもアメリカに残れる。

Bad:将来のH1BやGCに影響する恐れがあるとの指摘あり。

会社によってDay1 CPTによる就労を認めるかはまちまち。学校なので、授業料や宿題、現地への出席義務等の負担発生。抜け穴的位置づけなので、USCISや会社のポリシー次第で状況が変わりえる。12ヶ月以上CPTで就労した場合、当該の学位のOPTの権利を失う(既にMasterでOPTをやっているなら無関係だけど)。

海外トランスファー

アメリカ国外にも拠点がある企業に勤めている場合、一旦海外オフィスに転籍し、その後L1ビザ(駐在員ビザ)等でアメリカに戻ってくるという方法も考えられます。

Good:会社を変えないので、色々スムーズ。

Bad:海外でポジションが空いているかに依存。トランスファー後、アメリカに戻ってくるまでのプロセスも要確認。


Green cardをスポンサーしてくれる企業に転職

大手Techの中にはGCをジュニアレベルの社員に出している会社もある様ですし、オファー時の交渉次第でGCスポンサーを了解してもらえた、という事例もあるようです。

Good:それが出来ればもちろん最強。

Bad:そもそも仕事が得ること自体が難しい状況下、GCスポンサーという追加コスト・手間を雇用者に受け入れてもらう必要がある。


GCを自分でスポンサー

研究で実績ある方や、お金がある場合は自分でスポンサーするという道もある様です。


Non-profit/大学で働く

大学やNon-profitの仕事の場合、上述のH1Bの発給上限の対象外の為、仕事さえとれればビザが取得できる様です。


国際機関のポジションを得る

IMF、世銀といった国際機関の場合、Gビザという国際機関職員用のビザになり、オファーさえとれればビザが獲得できる様です。


結婚

冗談抜きで最強技の一つで、婚姻を通じてGreen cardを取得すれば制限なく就労出来ます。


番外編

もはやアメリカではないのですが、トップ大学を最近卒業した人であれば、イギリスのHigh Potential Individualビザの対象になり得るので、イギリスでの就労が視野に入ります。

あとアメリカに残る方法として、一旦日本に戻ってグローバル企業に就職、駐在員ビザで舞い戻る、というルートもあります。一度日本に戻ることになりますし、本当にそのルートが実現できるかの検証は必要になりますが。

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